イニシャルアジャスター取り付け編+インプレ
あまりにも未執筆のネタが多すぎたので、小分けに投稿しまくることにしましたゾ!
ということで第一弾は前々からお話ししておりましたイニシャルアジャスターの取り付けでございます。
前回までのおさらい。
【用意するもの】
・NSR mini用、HRC製イニシャルアジャスター(51450-NLA-003)
価格改定されていて高い。一つ2400円くらい。
・ソケットレンチ。フォークキャップにつかいます:17mm
・ジャッキ。前輪が浮けばなんでもいいです。
・(念のため)キャップのシール用Oリング。
僕の場合、NSR miniから取り外したパーツをヤフオクから入手したので、中古品です。
きれいな状態で使い始めたかったので、まず分解清掃したゾ。
イニシャルアジャスターのOH
オーバーホールと書いたが、単純な構造なのでサークリップ外せるくらいの器用さがあればあとは誰でもできるはず。
手順なんか書くまでもないくらい簡単なので割愛するゾ!
いざ、取り付け。
取り付けたいんですが、
このとおり、ポン付けは不可。
まあ、最初から分かっていたんですが…。
ということで、カラーを用意する必要があります。
ホームセンターで塩ビパイプを買ってきて中に入れるのが良いかなとも思ったのですが、耐久性に不安があったので純正カラーを任意の長さに切断、加工して使用することにしました。
き、切りますよ…。
できた。
2本とも加工し終わって、左右の差を求めてみたところ、0.05mm。
やすりで削って0.03mmくらいまで小さくしましたが、職人じゃないのでこれ以上無理です(諦め)
まあいいっしょ。コンドー●1枚分!
とはいえ、純正品のばらつきの閾値より小さくなったのでOK(勝ち誇った顔)
あとは組み上げるだけ。
キャップを緩めてから、前輪をジャッキアップします。
ここで、キャップを外そうとしてしまうと、イニシャルが一気に解放されキャップとオイルが顔射されます。
カラーを交換しイニシャルアジャスターを付ければ終わり。
あ、あれ?
完成後の写真がない…。
今度撮影してきます(お約束)
イ ン プ レ
前回記載した通り、今回は6メモリあるうちの上から2番目を純正イニシャルに設定しました。
というのも、純正状態がかなり強く、これ以上テンションを上げるメリットがなさそうだったから。
まず、変化を体感したくて、一番抜いた状態にしてみると、かなりやわやわ。
前の接地感が増えて旋回性が向上した!
あと、低速域での路面追従感も前よりイイ感じ。
600RRでジムカーナやってる人が、フロントサスをストロークさせながら、クルっと回るシーンを思い出した。
ただ、制動距離は明らかに伸びちゃった。
20-0km/hブレーキング程度でリアが浮いちゃう。
100-0km/hも試みたけど、恐ろしすぎて無理(メンタル雑魚)
すぐにリアが浮き上がっちゃうのと、浮いてからの挙動が掴みにくい。
ということで、街乗りガバガバツーリングやジムカーナ―みたいのには、イニシャル弱めも有効だが、公道でちょっとスポーティーに走りたいときは下げすぎると(多分)死ぬ。
用途に応じて使い分けが可能になったわけだけど、
適切にセッティングしないと痛い目に遭うので要注意です(フラグ)
フロントフォークのセッティングを考える。(イニシャルアジャスター取り付け構想)
長 ~ い 前 置 き 。(読みたくない人は飛ばして、どうぞ)
事の発端は約半月前に遡る。
累計走行距離が10000kmを越えてきたのでフォークオイルの交換をしたのだが、交換後のフィーリングの変化がとても大きかった。
交換後に感じた変化はサスペンションのしなやかさの向上。
交換前はゆするとフニャフニャしていて、高速域でギャップを跨ぐと突き上げが激しく、中低速域ではグニャングニャンとストロークして乗り心地が悪いだけでなくスタビリティーが低下しているのも明らかだった。
しかし、交換後に体重をかけてみると、以前より硬さが増していて速度域を問わず路面追従性は確実にプラスになっている。毎日同じ速度で走る道路だから間違いない。また、サスの踏ん張りがきくようになったことで、以前よりも強力なブレーキングが可能となった。フォークオイルの劣化は乗り心地に直結するという事を思い知らされた。
オートバイの性能は、タイヤによる影響が非常に大きく、また、それを支えるサスペンションも重要であることをとある文献で学んだのをきっかけに、僕もサスペンションのセッティングを試行錯誤して煮詰めてみようと思い立ったわけだ。
机上の空論よりも実際に”やってみた。乗ってみたっていう経験”からくる”直観とフィーリング”っていうのも欲しかったし。
という前置きだけで500字を越えてしまったのでそろそろ中身に入りますよ…。
まず、何からはじめようか?
サスのセッティングといっても、減衰力の調整機構は付いていないからオイルの粘度で対応するしかないし、インナースプリングも交換予定は無い!
という事で残るはイニシャルのテンション調整と突き出し量(トレール角)の調整しか出来ない。
イニシャルに関しては、アジャスターは純正状態では付いていないので、塩ビパイプを切って入れるとか、10円で長さを稼ぐとかできるみたいだけれど、強度の問題やいちいちセッティングを変えるのにバイクをリフトアップしてフォークを開けたりするのは嫌なので却下。
という事で突き出し量の調整から始めた。
てかさ、(またしても前置き)
純正セッティングは、「スポーツライディングの登竜門」とか、「ミニサ行っても楽しいよ」とか言ってるだけあって、なかなかスポーティー。同フレームでボアアップした150RがMFJの教習車両になるのもなんとなく納得。
スポーティーなのは良いんだよ。だけどさ、何なのこのリアサスは。フレームもタンクも250R(MC41)と共通なんだから、同じようにプロリンクサス付ければいいじゃん。どっちも使い捨て設計なのに関してはもう文句は言わないから。
とにかく、エンジン、フレームに関しては非常に完成度が高いのにサスペンションに関してはちょっと不満が残る。
じゃけん。改造しましょうね~。という経緯なわけ。
また脱線したね…。
突き出し量変更(9.8mm→20.0mm)
ファーストインプレッション。めちゃめちゃ曲がる。
旋回性能が大幅に向上した。定常円旋回をしてみると、いつにも増して小回りが利く。いいゾ~これ。
通学、ツーリングなど色んなシチュエーションを含めて、2000km乗ってみた感想。
や り す ぎ !
10mm伸ばすことによってトレール角がどのくらい変わるのかは知らんが、切れ込み過ぎる。つまりワインディングロードを走るとオーバーステア気味になるため、速度が乗っている状態でコーナーに進入するとイン側に切れ込み過ぎるハンドルを左手で押し戻す、あるいは、右手で引き戻す必要性が出てくる。
9.8mmの時はハンドルに力を入れることなくセルフステアで一定の舵角を保って曲がっていくことが出来たので、20mmはツーリングやワインディング走行には向いていないと分かった。
ただ、街乗り。とりわけ都市部での小回りの良さはイイ感じ。狭い路地での扱いやすさは向上してる。倒さなくても舵角で曲がっていけるので安定した走行が可能。(半面、倒しにくくなるので、やっぱりツーリングはしにくい)
イニシャル(プリロード)調整
純正セッティングはかなり強め。スポーツバイクのように若干オーバーステア気味。
RX-01Fなんかだとグリップ力が無くて急旋回すると若干滑っちゃうくらいテンションは高め。
タイヤがガバガバ過ぎてマシンのスタビリティーを損なってるのはまあ措いておいて…
ツーリング時。とりわけ、中速域で直線を流しているような状況において、上記のセッティングだと路面の接地感がダイレクト過ぎて疲れる。
この改善策としてイニシャルのテンションを抜く(プリロードを弱める)のが良いんじゃないかと思いアジャスターの取り付けに奔走することになる。
フォークバルブの取り付けで減衰力自体の調整もできるのだけれど、そこまでする気力も財力も無いのでとりあえずプリロードからはじめる。
イニシャルアジャスター取り付け構想
使用するのはHRCのNSR mini用の純正部品。インナーチューブ径が同じで互換性がある。キタコとかエンデュランス製もあったのだが、価格が1.7倍くらいするし、NSRで酷使されてるHRC製のほうが信頼度も高そうだったのでこれを選んだ。
当然だが、バネ上の長さが変わるのでポン付けしたらテンションかかりまくってつい買い物にならないので、ちゃんと長さを考えてからカラーを加工して取り付ける必要がある。つまり、カラーで大雑把にイニシャル量を調整し、微調整はアジャスターに頼るというやり方だ。
ここでまず悩んだのが、テンションを掛ける:緩めるの比率。
硬いほうに懐を深く持たせるのか、緩いほうに持たせるのか…。
結論から先に書くと、緩める方向にゆとりを設けることにした。
理由は、純正状態で既に結構なテンションが掛かっており、コーナーリングで突うずるっ込むことがタマにあるので、これ以上強める必要性はあまり感じないから。
どちらかというと、気合入れて峠で盛り合うんじゃなくて、長距離ガバガバツーリング時の快適性向上がねらいだからこれでOK。
というわけで、デフォルト値はアジャスター調整値の70%くらいにセッティングする予定。(つまり、アジャスターを70%まで下げた状態が純正セッティング)
70%にして失敗しても、純正カラーは400円だから、まあ大丈夫っしょ(適当)
ということで今日の記事はここまで。
明日、部品が届くので時間があったら取り付けに入ろうかな~と企み中。
おわり。
単気筒夜のおさんぽツーリング+スマホマウント装着+ウフフ。
夜のおさんぽツー(要素皆無)
関東圏から友人が帰省してきているらしく、Twitterで意気投合し深夜徘徊ツーリングに行ってきたゾ!
@Fuku_Yu 取り敢えず君の家にいきまーす!
— ボーズBOYZ#ROAD KID's (@MOCHIAPOCO) 2015, 12月 21
とりあえず、まったり走り仙台城跡へ行き、政宗と記念撮影。
この時アクシデントが発生。
実は、このとき真っ暗闇で高感度撮影した写真が上。
スマホで撮影した写真が下。
ここで、友人が、ヘッドライトをつけたらちょっと明るくなるかと思い、
イグニッションON!!
するとライトが照らし出したのは、
夜景の前にたたずみ、いい感じのムードを醸し出している1組のカップル!?
友:「あ。(キーOFF)」
ライト消灯
カップル女性:「wwwwwwwwwwwwww(爆笑)」
ぼく:「(wwwwwwwwwwww)」
あれは面白すぎ。
爆笑するのも失礼だと思い、にこやかな笑顔に留めておきました。
続いて、ちょっとおなかが空いたので仙台駅に移動。
PARCOの前の駐輪場が2時間まで無料なのでそこに停めてアーケード方面へなんか食べに行きます。
ブログで前々から度々言及していた(気がする)I氏に、深夜でも空いているラーメン屋情報を提供してもらい突撃。
ノーマルなやつの大盛で650えんくらいだったはず。
おいしかったです(こなみ感)
このあと、定番の夜のお○んぽスポット、仙台港経由で帰宅。
おわり
フロントフォーク突き出し量変更
Before:9.8mm
After:20.0mm
感想: や り す ぎ ! はっきりわかんだね。
確かに旋回性は向上した。
定常円旋回なんかも、小さい半径で気持ちよく回れる。
ジムカーナとかやるならいいのかもしれない。
ただ、公道を走るとなると話は別。
コーナーリングで切れ込み過ぎてしまうので、ハンドルをコーナーのアウト側へ押し戻すというか、引き戻すというか、明らかに無駄な動作が必要で、
セルフステアだけで曲がっていくことは到底不可能。
純正~+5㎜くらいまでが適しているのかも。
暖かくなって来たらセッティングを煮詰めていく予定。(あくまでも予定)
スマホマウント装着
走れないと盆栽チューンに迷走するというのは本当らしく、僕も微妙なところにお金をかけてしまった…(呆れ)
下道ガバガバロングツーリングが捗るかと思ったんだけど、携帯がクソ過ぎてダメでした(全ギレ)
取り付け位置は悩んだ結果、左ハンドルバーの微妙な隙間にステーを固定し、ステーにスマホマウントキットを取り付けたゾ。
取り付け後の写真は未だ無い模様()
写真がないのに文字にしても伝わる気がしなかったのでインプルルェはまた今度。
ホモのお泊り会敢行
I氏:「うちさぁ、週末誰もいないんだけど泊まってかない?」
ということで、I氏の家にOくん(淫夢要素有り)と泊まってきたゾ!
ぼくは家が近いので、風呂に入りに一時帰宅したが、
I氏とOくんは一緒に入浴したそうです(察し...)
ぼくとOくんがたこ焼きを製作中の一枚。
(I氏が何かを鑑賞しているようです…)
なんだろうね?サッカーっぽい人たちが出てたゾ!
ぼくは早々に寝入っちゃった(直球)ので(この後のI氏とOくんの展開については何も知ら)ないです。
フォークオイル交換+効果インプレ
宣言通りフォークオイルの交換をしましたゾ!
とりあえず実施前に、現状の設定値を確認しておきます。
突き出し量左右9.84mm。装着時は9.85にしました。
あと、角度でトルク管理ができるようにボルトにマーキングして準備完了ゾ。
とりあえずフェンダーを剥ぐ。
変なステッカーはさておき、裏。
くっそきたない。
後で洗うか…。
続いてキャリパーを外す。
ホースに負荷がかからないように縛って吊るし上げる(意味深)のは鉄則。
アクスルシャフトのナットを緩めたらジャッキアップしてタイヤを外す。
あとは左右ナットを3本ずつ緩めてフォークを外して終了なのだが、外す前にキャプナット(てっぺんのフタ)を緩めておいたほうが良いゾ~。
あ、書くの忘れてたw
サークリップ外すのも忘れずに!
手で簡単に外れるゾ!
~寒いので続きは屋内で…~
外れた(ニッコリ)
蓋を取って…
いよいよオイルとご対面。さあ、どんな色をしてるのかwktk
絶望。
なおかつドロドロ。
新品はこんな色で、凄いサラサラ、チョロチョロしてる。
こりゃあ開けた甲斐がありますわ。
こんな真っ黒くなってるとは思わなかった。
12000kmでこれかよ。
まあいいか。
オイルを抜いている間にスプリング類を洗って、ついでに長さも測っておく。
あ、抜く前に、現状の油面を測定したんですが、
左:14.5mm、右:15.2mm
おい!どうなってんだよ!!
これがタイクオリティーなのか?(暴言)
左右で差が7mmって誤差の範疇なんですかね?
仮に両方とも閾値内だったとしても、上限下限まで目いっぱい使ってやっとっていうレベルだよね?
なんか足回りの不調
(段差を乗り越えた後のステアリングのブレ)はこれのせいに思えてきた。
オイルが抜けきったら、新しいオイルを入れて、抜いてを数回行い、中をフラッシングしてから規定量よりやや少なめの量のオイルを入れます。
(JC50型機の規定量は221±2.5立方センチメートル)
因みに、意味があるのかは分からないが、粘度が下がればエアーが抜けやすくなると思ってオイルを60度くらいに温めてから入れてみた。
注ぎ終わったら、10回以上ストロークさせて中のエアーを抜き、しばらく放置します。
ぼくの場合は、ネットで注文していたシリンジが届かなかったのでホームセンターに買いに行ったりその他もろもろで1時間半くらい放置したゾ!
尚、シリンジは翌日届いた模様(半ギレ)
完成。
あとは組み付けるだけ!!
フォークをはめて、サークリップつけて、各ボルトを締めて、タイヤを取り付け、
さて。キャリパーを取り付けようと思った瞬間。
「あれ?」
「うわぁーーーーーーーーーあああああああああああああああああああああああ
右と左を間違えた模様(呆れ)
もうぼくは力尽きました。
5分くらい絶句した後、もう一度取り外してから付け直しました(もはやキレる気力すらない)
まったくうれしくないけど、経験値2倍ゾ!
そんなこんなでフォークオイル交換終了。
インプレ、淫プレ、淫プルルェ。
静止状態でハンドルに体重をかけてストロークさせてみた感じ、交換前と比較して硬くなった気がする。
走り出してから、フロントに荷重をかけてグニグニしてみてもやっぱり硬い。
硬いんだけど、乗り味はすごくしなやかになった。
なんかよくわかんないけどすごいいいゾ。
このまま、サスに不満を持つきっかけとなった県民の森付近の某コーナーへ直行してみたが、ギャップを乗り越えた後のハンドルのブレは明らかに軽減したし、制動時の安定感、車体の剛性感も増した。
それと、平地で普通に旋回するにしても、踏ん張りが効くようになったからか、
いつもと同じカーブ、おなじスピードでも余裕をもって気持ちよく走れるようになった。もちろん空気圧もメーカー指定値で全く同様の環境で検証している。
ちょうどいま、興味本位でオートバイのタイヤとパフォーマンスに関する書籍を読んでいるのだけど、足回りの性能のほとんどはタイヤに依存していて、タイヤとサスペンションのセッティング、相性次第で車両全体の特性が決まってくるため、マシンのクセを抑えるも、生かすも、殺すもこの2つの要素で完結する的なことが書かれていたのだが、サスペンションの違いでここまで乗り味に違いが出るとは予想外で勉強になった(真面目くん偽装)
あとはイニシャル調整できるようにして、過積載ロングツーリング時の快適性も両立できれば最高や(ホモ特有のよくばり)
てなわけで、フォークオイル交換するだけでハッピーになれることもあるので、愛車のことしっかりチェックしてやってくれよな!
最後に、制動時の安定感も増したは増したんだけど、インカムで音楽を再生してたら、フロントタイヤがロックする寸前に鳴き出すあの音が聞こえない事件が発生。
バイクって五感で乗る乗り物だから、そのうちの1つを音楽でつぶしちゃうのは危険かなぁ~なんて思ったりしてる。
音楽再生中は安全運転しなきゃね。