二輪教習攻略研究 「坂道発進、踏み切り
坂道発進において重要なポイントは、スロットルワークです。
手順
①坂道を登るのに適切なギアを選択し、進入する。
(2速あたりがノッキングも起こさず、ちょうどよいと思います)
②指定位置で一時停止。クラッチを握り前後ブレーキをかけて停止します。
クラッチは、車体がガタガタとノッキングする前に切ってしまいます。速めの進入速度で入って、3メーターくらい惰性で進んでしまってもいいかと思います。
③停止したら、発信の前にしっかりリアブレーキを踏んでおきます。
④リアブレーキを踏んだままスロットルを多めに開け、クラッチをつないでいきます。
⑤クラッチがつながってきたところで、リアブレーキを離していきます。
離すと力不足になりノッキングし始めるので、そうなる前に半クラッチのまま更にスロットルを回していきます。
とにかく、今回の要点は、半クラッチのままスロットルをあおる事です。
慣れないとクラッチにはよくないような気がしますが、慣れてきて、クラッチワークがうまくなると、半クラッチの使用時間も短くなり、結果的にクラッチに易しい運転ができるようになります。
ちなみにですが、二輪車のクラッチには一般的に湿式多板クラッチが採用されています。
車のような乾式と違い、耐摩耗性、冷却性、コントロール性に優れる構造になっており、多用に耐え得るように作ってあります。
つまり、2輪車はクラッチをメチャメチャ多用するから、それに対応できる湿式多板方式が採用されているということです。
小排気量のレーサーなんかはフルスロットル固定でクラッチのコントロールだけでスタートダッシュをしたりしますが、そういう使い方ができるのがバイクのクラッチです。